日本の元号は【易経】が由来

「明治」

まず明治の由来です。出典は五経の一つである易経の「聖人南面而聴天下、嚮明而治」で、意味は「聖人が北極星のように顔を南に向けてとどまることを知れば、天下は明るい方向に向かって治まる」

「天下は明るい方向に向かって治まる」から、「明」と「治」をとって名付けられましたが、いくつかの候補の中から、明治天皇自らが籤を引いて選んだそうです。

「大正」

「大亨以正、天之道也」から、「大」と「正」の二文字が選ばれました。

そこに込められたのは、「その徳は剛直で、賢人を尊び、また篤実なものが過度に健やかなものを抑止して、大いに正す」ということから、“天が民の言葉を嘉納し、政が正しく行われる”というものです。〔大正は、過去4回ほど候補となり、5回目で採用となりました〕

「昭和」

64年ともっとも長い元号となった激動の「昭和」は、四書五経の「百姓昭明、協和萬邦」が出典で、「国民の平和および世界各国の共存繁栄を願う」という意味が込められています。

「平成」

「史記」五帝本紀の「内平外成(内平かに外成る)」、「書経」大禹謨(偽書)の「地平天成(地平かに天成る)」からで、「内外、天地とも平和が達成される」という意味が込められた元号です。

「令和」

はじめて易経由来ではない元号になりました。日本の古典である「万葉集」が出典元であることも大きな話題となった

初春の令月(れいげつ)にして気(き)淑(よ)く風和(やわら)ぎ、梅は鏡前(きょうぜん)の粉(こ)を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫(かお)らす

故安倍晋三元首相の中国のくびきからの脱却の意思を強く感じる元号ですね。